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トヨタ・NTT…企業出身の先生方に相談できる環境は心強かった!

内定先:マツダ株式会社/技術職

■内定先
マツダ株式会社
独自の技術やデザインで世界で高い評価を受ける自動車メーカー。カーボンニュートラルや電動化など新しい探究も進め、未来に挑戦し続ける。

■配属先・職種等
技術職


トヨタ・NTT…企業出身の先生方に相談できる環境は心強かった!

・高校での工業系の学びを活かし、他大学では得られない情報系の知識・技術を深めるために入学
・企画立案から開発、デバックまで、実践的な経験を積み技術力を磨けた
・自動車が好きで、メーカーの企業研究をしっかりと行い魅力を深く理解し、面接でも自信を持ってアピール


大学での学びについて

Q. 本学を知ったきっかけと、入学の決め手を教えてください。
大学を知ったきっかけは、YouTubeの広告だったと思います。
中学生の頃にRaspberry Pi 3 Model B+に興味をもって様々な電子機器に触るようになり、高校は電子情報デザイン科に進みました。情報系の大学を調べる中で、他の大学で挙げられている学びは自分でも触り程度はやったことがあることが多く、それと比較して名古屋国際工科専門職大学は「臨地実務実習」での企業インターンシップなど実際の業務に近い経験ができる点に魅力を感じました。
また、1人で何かを制作することには慣れていましたが、複数人での開発経験が乏しかったので、グループ開発など実践的な講義が多い点もこの大学への入学を決めた理由の一つです。

Q. 学科・コースを選んだ理由を教えてください。
高校で工業について学ぶのに加えて、趣味としてIoTシステムを駆使したエアコンの遠隔操作システムや物体認識AIシテム、サーバの構築と運用、ゲーム開発などIT系のことに触れてきました。
機械を触ることも楽しく好きでしたが、IT系にも楽しさを感じていたので、より情報系の知識、技術を深めていきたいと考えたため情報工学科選択しました。

Q. 入試はどうでしたか?
総合型選抜で受験をしました。
面接はいつも通りの自分を出すように心がけました。実際受けてみて、正直なところ難しくは感じませんでした。


カリキュラム・学びについて

Q. 本学で学んで良かったことや成長したこと、印象に残っていることは?
コース実習の授業では、企画書作成から開発、デバック※まで行うものもあり、実際の企業での開発フローについて学び、経験できたことが良かったです。
かなり現実的な作業を大学の授業として実践しており、これは教員が実務家教員ならではの取り組みのように思いました。また、チーム開発を行う機会が多かったので、チーム内でのコミュニケーションが上手くいっておらず苦労したこともありますが、社会に出てから非常に役に立つ経験だと感じます。

※デバック=エラーや欠陥を見つけ、その修正をすること。

Q. 産学連携の実習や、企業インターンシップ「臨地実務実習」はどうでしたか?
実習先の企業によりますが、私はこの経験を通して就職に関する視野が広がったように思います。
3回の実習で、それぞれ自動車関連の企業で幅広い業務に携わりました。
例えば情報系のと言っても、3D CADでの部品を設計したり販売促進のための広報を検討したり、また業務改善および効率化など多岐にわたる業務があることを実感しました。
「臨地実務実習」を通して、世の中には自分のイメージしていた情報系以外の仕事も多くあり、実際に携わり、知ることができたのは良い機会でした。
就職してからも「臨地実務実習」で学んだことは応用できる可能性があると感じています。

Q. 先生、友人はどんな存在ですか?
先生は他の大学より距離感が近く、何でも相談しやすいです。
トヨタやNTTなど、もともと企業で働いていた実務家教員が多いので、就職して働きだしてから役立つ話を聞かせていただきました。
友人とはよくラーメンを食べに行ったり、一緒に何かつくってみたり、遊んだり色々しました。年齢が同じまたは近いので、就活の悩み相談や恋愛相談など深い話ができます。


就職活動・内定について

Q. 就職活動はどうでしたか?
インターンシップに参加した企業から早期選考の機会をいただいたり、登録していた就活サイトでスカウトをいただく機会もありましたが、自動車・完成車メーカーを志望していたので、企業出身の先生や現在勤めている親戚、大学のキャリアサポートセンターに相談して活動を進めました。
就活を通して、受験同様、いかに対策をするかと情報を得るかの戦いだったとように思います。

Q. 内定につながった自分の強みは何だと思いますか?
自動車が好きということもあり、完成車メーカーの歴史から車の特徴、著名な従業員の話まで知っていたことが大きいと思います。内定をいただいたマツダ株式会社に関しては、他社と比べて車のデザイン性が高いのもそうですが、運転の楽しさに重きを置いているのが特徴です。「人馬一体」と呼ばれる車と人の一体感が強い車をつくっているメーカーです。インターンシップに参加し、気になることは直接現場の社員の方々にお聞きしました。そういった他社との違いや企業のこだわり、魅力を理解していることが重要だと思います。

また、自動車や会社に関する知識をつけることはもちろん、エントリーシートの書き方やSPIに関する対策もしていました。企業が行っているエントリーシート添削会に参加して、見る側の意見をもらったこともあります。今回、内定はインターンシップ参加からのマッチング面談を通して評価をいただいた結果だと思います。

Q. 企業でどのようなことに挑戦したいですか? 将来の夢や目標は?
ITの側面から、もっと車を楽しめるようなソフトウェアを作成することに挑戦したいと思います。
また、難しいかもしれないですが、将来の夢はロードスターやRXシリーズの開発に携わることです。


メッセージ

Q. 入学する皆さんや後輩の皆さんへ伝えたいことは?
何か自分の力でつくってみてほしいと思います。
プログラミングや何かを制作することは、これまでの中学・高校のように暗記をするのではなく、経験を積んでいくことが最も重要なことだと思います。
単にプログラム言語の修得ではなく、つくりたいものをつくるには何が必要なのかを、作業しながら覚えると最も早く成長できると思います。
つくりたいものがわからない人は、アイディアは意外な所にあることが多いので、日々の生活から「これ面倒だな、どうやって解決するか」「これができたら面白いな」など考えたり、他には外に出て、博物館などに行ってみるとヒントを得ることが多いです。

Q. 最後に、本学の特長をひと言(短い言葉)で表すとしたら?
グループでの開発や実践的な開発様式を知ることができる大学

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