リニア開通や3年後のアジア競技大会・アジアパラ競技大会の開催を見据え、未来の名古屋市のまちづくりに尽力される名古屋市 副市長の中田英雄氏と住宅都市局 まちづくり企画課 課長の前川滋美氏を特別講師にお迎えし、特別講義「リニア時代　スーパー・メガリージョンのセンターで輝く都市へ」を実施しました。

中田氏からは、人口推移やものづくりの総生産などデータから分析ができる名古屋市についてお話をいただき、名古屋市が持つ強みとは何かを再認識することができました。そして、その魅力を活かし、より多くの人が集まる都市になることを目指した未来の名古屋市を実現するための施策についても熱心に語っていただきました。

前川氏からは、人々の交流を生みだす未来のまちづくりの具体的な事例として、名古屋駅周辺で現在行われている取り組みについて説明をいただきました。最後には、「ハードとソフトの両面で“人”がつなぐイノベーションリンクを生み出すことがまちづくりにとって重要」と強調されていました。

学生からの「ビジネスの街・名古屋にしていくため、何か施策はありますか」という質問に対し、「どんな街であれば名古屋でビジネスをしたいですか？この大学で学ぶ皆さんには、今後必要とされるデジタル人材として名古屋から活躍をしてほしい。そのために、学生の皆さんの声をまちづくりに反映させていきたい」と学生への期待を語られました。

“Designer in Society（社会とともにあるデザイナー）”の理念のもと、新しい技術やサービスで社会課題を解決する「新しい人材」を育成する本学では、学生たちの将来の糧となる各界の第一人者による「特別講義」を順次実施していきます。