International Professional University
of Technology in Osaka

教員紹介

Faculty member

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メッセージ

目の前のモノは、次世代無線通信のBeyond5Gや6GによりすべてIoTでネットに繋がり、クラウド空間に蓄積されたセンサデータのAI解析によりモノの動きが最適化されることを学習します。その応用として、スマートカメラの見守りによって人々の暮らしをより安全にしたり、スマートホームやスマート家電によりエネルギーの消費を抑制してSDGsへ貢献できるような社会を一緒にデザインします。 研究では、スマート3D空中ディスプレイを開発し、錯覚と触覚との関係を脳の認知科学の面から解明し、仮想空間と現実空間のボーダレスの世界を考えます。また、赤外線を使って、人やモノの履歴を可視化し、未来の行動を予測する技術を開発します。


専門分野

  • IoT認知科学
  • 3Dディスプレイ
  • IoTテラヘルツセンシング
  • テラヘルツ無線通信
  • 分光イメージング
スマート空中3Dディスプレイの試作品

スマート3D空中ディスプレイの試作品


担当科目

  • 「情報工学概論」(1年前期)
  • 「IoTシステム開発実習」(2年前期)
  • 「IoTサービスデザインビジネス応用」(3年後期)
  • 「地域共生ソリューション開発Ⅰ」(3年後期)
  • 「地域共生ソリューション開発Ⅱ」(4年前期)
  • 「卒業研究制作」(4年通年)
グループワークの様子

IoT技術を利用した新しいサービスデザイン設計のグループワークの様子


プロフィール

東京大学 大学院工学系研究科 応用化学専攻 博士課程修了。博士(工学)。日本電信電話株式会社(NTT)入社後、物性科学基礎研究所にて光ピンセット技術を使った脳神経伝達物質の研究に従事。その後、総務省のプロジェクトに参画し、6Gの超高速ワイヤレス技術の国際標準規格化、テラヘルツIoT技術を用いた医薬品の非破壊イメージングの研究、公的研究費管理のマネジメントに従事。現在は 6G による現実空間と仮想空間を融合したサービスを研究。執筆論文が他の論文に引用された回数は4,000を超える。また、早稲田大学先進理工学部、横浜国立大学理工学部、京都大学農学部などで情報システム機器の非常勤講師を歴任。IEEE (米国電気電子学会) Tatsuo Itoh Award受賞。IEEE、電子情報通信学会、電気学会、日本分光学会、応用物理学会会員。


所属学会・協会・団体等

  • IEEE(アメリカ電気電子学会)
  • American Chemical Society(アメリカ化学会)
  • 電子情報通信学会
  • 電気学会
  • 日本分光学会
  • 応用物理学会

代表的な論文・著作名・作品名

  • 味戸克裕(共著),2章 物理計測法 遠赤外・テラヘルツ,先端の分析法 第2版,エヌ・ティー・エス,2022.
  • 味戸克裕(共著),9章 テラヘルツ光を使ったIoT分析科学技術,赤外線の化学利用: 近赤外からテラヘルツまで,化学同人,2021.
  • 味戸克裕. 非破壊・非接触のテラヘルツ波センシング. Optronics, Vol.38, No.5, pp.68—72, 2019.
  • Katsuhiro Ajito, Yuko Ueno, Jae-Young Kim, and Takashi Sumikama. Capturing the Freeze-Drying Dynamics of NaCl Nanoparticles Using THz Spectroscopy. Journal of the American Chemical Society, Vol.140, No.42, pp.13793—13797, 2018.
  • Katsuhiro Ajito, Masahito Nakamura, Takuro. Tajima, and Yuko Ueno. Terahertz Spectroscopy Methods and Instrumentation. Chapter 18, Encyclopedia of Spectroscopy and Spectrometry 3rd Edition, pp.432—443, Academic Press, Elsevier, 2016.
  • Ho-Jin Song, Katsuhiro Ajito, Yoshifumi Muramoto, Atsushi Wakatsuki, Tadao Nagatsuma, and Naoya Kukutsu. 24 Gbit/s Data Transmission in 300 GHz Band for Future Terahertz Communications. Electronics Letters Vol.48, No.15, pp.953—954, 2012.
  • Katsuhiro Ajito and Yuko Ueno. THz Chemical Imaging for Biological Applications. IEEE Transactions on Terahertz Science and Technology Vol.1 ,No.1, pp.293—300, 2011.