内定先:オムロン デジタル株式会社/ソフトウェア技術職

■内定先
オムロン デジタル株式会社 (旧・オムロン ソフトウェア株式会社)
「デジタル技術でソーシャルニーズを創造する」をミッションに掲げ、社会的課題の解決に向けたソフトウェア開発やDX/AI活用を推進するオムロングループの中核企業。
■配属先・職種等
ソフトウェア技術職
NTT・パナソニック…企業出身の先生方のアドバイスが挑戦を後押し
・企業出身の先生方が多く、実務経験に基づき親身に指導
・スマホアプリやARグラスを活用し、大阪・関西万博への出展を実現
・実践的な学びと先生方の支援で、社会に貢献する力を育成!
本学への入学について
Q. 本学を知ったきっかけと、入学の決め手を教えてください。
本学を知ったきっかけは、高校2年生の頃、進学先を漠然と考えていた際に、Webサイトの広告で目にしたことでした。
入学を決めた最大の理由は、在学中に科目として企業に赴き、実際の業務の一部に携わることのできるカリキュラムがある点です。
高校生だった当時、就職に対する漠然とした不安を抱えていたため、「企業で働く」という経験を学生のうちに自分の肌で体感できることは、非常に魅力的に映りました。
実際に入学してからも、その経験は大きな糧となり、自分の成長や課題を把握するための指針になっています。特に、技術力だけでなくコミュニケーション能力も磨かれ、多くの実践的な学びを得ることができました。
Q. 学科・コースを選んだ理由を教えてください。
私は「学生のうちに何を学びたいか」を重視し、現在の情報工学科を志望しました。
幼い頃から父の影響でコンピュータに触れる機会が多く、知人の壊れたパソコンを修理したときにとても感謝された経験があります。その出来事がきっかけで、もっと深くコンピュータの知識や技術を学びたいという思いが強くなりました。
また、このようなスキルを伸ばすのに最も適した時期は学生時代だと考え、体系的に学べる環境として情報工学科を選びました。
入学当初はIoTシステムコースを志望していましたが、ChatGPTの登場によってAI技術の可能性を強く感じ、AI戦略コースへの興味に切り替わりました。当初はその凄さがよく分からなかったのですが、教授が講義外でも丁寧にAIの背景やその仕組みを教えてくださり、AIに関する理解が深まったことも大きな転機となりました。教授との距離の近さも、この大学ならではの魅力だと思います。
実際に入学してからも、その経験は大きな糧となり、自分の成長や課題を把握するための指針になっています。特に、技術力だけでなくコミュニケーション能力も磨かれ、多くの実践的な学びを得ることができました。
Q. 入試はどうでしたか?
総合型選抜を受験しました。
特に注力したのは面接対策です。将来、自分はどのようなことを学びたいか、目指す将来像の具体化を入試対策として取り組みました。 高校の先生や親戚等、できるだけ多くの大人の方に聞いていただき、アドバイスをもらったことが一番、功を奏したと思います。また、自分の気持ちや考えていることを的確に伝えるのが苦手だったため、TED Talks 等、YouTubeで公開されているプレゼンテーション動画を参考にしていました。(抑揚や間のとり方などとても参考になります!)
カリキュラム・学びについて
Q. 本学で学んで良かったことや成長したこと、印象に残っていることは?
本学の学びから感じた成長は、チームワークの難しさと、その中で培ったコミュニケーション力です。
専門職大学には多様な価値観や考え方を持つ仲間が集まっています。刺激的であり学ぶことが多い一方で、意見や考え方により対立するときもあります。その中で限られた期間や課題から良いモノを提案できるかという点の難しさを体感しました。
そのような、協働することの大切さやコミュニケーションの取り方を、知識だけでなく経験として学ぶことができのは大学で得た大きな成長です。
また、本学の特長として「課題分析、企画、開発、提案」までの一連のプロセスを同じテーマで継続的に取り組むカリキュラムがあります。 単なるアイデアの提示にとどまらず、実際に施策として形にすることが求められるため、 チームのリソースを鑑み、提案する物事の取捨選択するといった経験は他の大学では得難い貴重なものだと感じています。
Q. 産学連携の実習や、企業インターンシップ「臨地実務実習」はどうでしたか?
企業インターンシップでは、学内で身につけた知識やスキルが、実際の現場でどの程度通用するのかを客観的に確認できる貴重な経験となりました。実務を通じて、自分に不足している部分や、今後伸ばすべき力が明確になったと感じています。
また、企業の方々とのコミュニケーションを通して、特にAI技術の進化に対する考え方や、現場での具体的な活用事例など、現場ならではの知見を得ることができました。こうした生の情報に触れられたことは、自分の視野を広げる大きなきっかけとなりました。
さらに、実習後には、友人同士でお互いの経験を共有し合い、企業が求める人材像や社会で必要とされるスキルについて多角的に理解することができました。
産学連携の取り組みでは、行政や企業が抱える実際の課題に対して、チームで解決策を考え、提案まで行うプロセスを経験しました。その中で、ビジネスマナーや提案力、そして協働して課題解決を進める力が大きく鍛えられたと実感しています。
Q. 先生、友人はどんな存在ですか?
先生方には、学業面の指導だけでなく、進路やキャリアに関する相談まで親身に対応していただいています。
特に産学連携の取り組みでは、企業と連携する際に欠かせないビジネスマナーや提案方法に関する技術を、先生ご自身の実務経験に基づいて具体的に指導していただき、学びを現場でどう生かすかを考える上でとても参考になりました。
また私にとって友人は、「共に切磋琢磨できる良きライバル」です。
講義のない時間にも学校に残り、提出期限の迫った課題を一緒に取り組んだり、勉強会を開いて議論を重ねたりすることで、モチベーションを保ちながら成長することができました。負けず嫌いな性格もあり、友人たちと競い合いながらより良い提案や効率的なシステム開発を目指した経験は、私にとってとても刺激的で貴重なものとなりました。

就職活動・内定について
Q. 就職活動はどうでしたか?
知識やスキルの修得にとどまらず、プロジェクトの進行管理やプレゼンテーションなど、実際のビジネスの現場に近い学びを得られることが特長だと感じています。
就職活動においても、こうした経験が企業から高く評価され、自分の強みとしてアピールすることができました。
また、キャリアサポートセンターの方々には、自分の将来像を具体化し、言葉にするプロセスを一緒に考えていただきました。そのおかげで、面接の場でも自信を持って自分の目指す姿を表現できたと思います。
Q. 内定につながった自分の強みは何だと思いますか?
内定につながった自分の強みは、「協働力」と「思考を行動に移す粘り強さ」をあわせ持つ点だと考えています。
入学前は、自分が社会に貢献できるのかという不安がありました。だからこそ、学内外を問わず、プロジェクトに取り組む際には、「自分は何をすべきか」「どうすればチームに貢献できるか」を常に意識し、主体的に行動する姿勢を大切にしてきました。
その積み重ねが、大阪・関西万博への出展の成功やコンテストでの受賞といった形で成果につながってきたと感じています。
内定をいただいたときは、これまでの努力が評価されたことが本当に嬉しく、より一層頑張ろうと思えるようになりました。
Q. 企業でどのようなことに挑戦したいですか? 将来の夢や目標は?
就職先では、本学で培った学びを生かし、「現場の課題を敏感に捉え、適切な解決策を提案・実行できるエンジニア」を目指して社会に貢献したいと考えています。
AIによる業務効率化はもちろん、誰かの生活をより良くするための提案や仕組みづくりにも積極的に挑戦したいです。そのために、関連する新しい技術を柔軟に取り入れながら、職人として一つのスキルに固執するのではなく、幅広い視点を持つエンジニアを目指して努力していきます。
メッセージ
Q. 入学する皆さんや後輩の皆さんへ伝えたいことは?
まずは、自分が「面白い」と感じたことをとことん突き詰めてみてください。 その経験は必ずあなたの糧となり、成果として返ってきます。そして、今後の人生の指針としても必ず役立ちます。
大学生活では、ときに挫折したり、人と比較して悩むこともあるかもしれません。しかし、その一つひとつの経験が、後から必ずあなたを支えてくれるはずです。
大学生活は「人生の夏休み」とも言われますが、その分、挑戦できる機会もたくさんあります。勇気を出して一歩踏み出し、思い切り楽しんでください!
Q. 最後に、本学の特長をひと言(短い言葉)で表すとしたら?
テクノロジーの表現力を育むことのできる大学