2023.08.29
デジタルエンタテインメント学科の学生に向けて、ハリウッド映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のCG制作を務めた高橋一樹氏による特別講義を実施

実務とつながる実践カリキュラムを実現した本学では、各界のスペシャリストやパイオニアによる特別講義によって、世界や企業の最前線を学ぶ機会があります。
ハリウッドを中心に国際的に活躍する高橋一樹氏が帰国されたタイミングで特別講義を実施していただきました。
高橋氏は日本の映像制作会社やゲーム会社にて映像制作に携わった後、活動の拠点をカナダに移し、様々なハリウッド作品を手がける世界トップレベルのCGのプロフェッショナルです。
全世界No.1ヒットを記録したハリウッド映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のCGスーパーバイザも務め、Hollywood Professional Association(HPA)2022のビジュアルエフェクト部門にもノミネートをされました。
- ・『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
- ・『ストレンジャーシングス』
- ・『ワンダヴィジョン』
- ・『ターミネーター/ニュー・フェイト』
講義では、最先端のハリウッド映画でのCG制作がどのように行われているか、テクニカルアーティストの仕事の実際、今後海外で仕事をするためにどうすればよいかなど、幅広くお話しいただきました。また、高橋氏が携わった作品の制作秘話も!
学生たちは興味深く講義に引き込まれている様子でした。


最後に高橋氏からアドバイスがありました。
◆失敗を恐れず飛び込む
高橋氏はもともとエンジニアとしてCG業界でのキャリアがスタート。しかし、現在はCGスーパーバイザとしてCGアーティストを管理する立場として人材管理や品質管理に携わっている。経験のないことを任されることもあるので、やったことないことでもやってみる勇気も大切。
◆好きなことを続けること。学びには不正解がない
今学んでいることが5年後、10年後どのように活きてくるかわからない。高橋氏も学生時代に学んだソフトウェアを日本では使う機会がなかったのですが、海外へ渡って初めて使うことになり、目の前のことに全力で取り組むことが自身の進路をつくっていくことに気づいたそう。
学生たちにとって、普段映画館で観るような世界的な作品のCG制作の様子や、これからの時代にグローバルに活躍する極意を学ぶ貴重な機会になりました。