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本学が全面協力!ソフトウェア等を開発し、東京都知事賞受賞に貢献

本学の教授・学生が、東京都主催のファッションコンテスト「Next Fashion Designer of Tokyo 2025」のインクルーシブデザイン部門で、東京都知事賞・大賞を受賞した作品の制作に全面的に協力しました。世界的ヒットを記録した格闘ゲームでの各種受賞経験を持つ二村忍教授が技術指導を行い、学生たちがスマートフォンを利用した感情表現のためのオリジナルハードウェア、ソフトウェア等の開発・実装を担当しました。審査員からは、「感情とテクノロジーの接点を服で表現し、デザイン性の高いものに昇華されている」と高く評価されました。この取り組みが、テレビ東京の番組「東京交差点 ONE MOMENT」(ナレーション:向井理)で紹介されました。

グループ校学生の制作を支援

受賞作品「Thoughts to light -ヒカリへ思いを」は、東京モード学園卒業生の黒田菜々子さん(ファッションデザイン学科 2025年3月卒 現在は株式会社アダストリアにてデザイナー職)が制作したもの。ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が、目の動きだけでスマートフォンの画面を操作し、服の色を変化させて感情を表現できるという画期的な仕組みが取り入れられています。黒田さんのアイデアを本学の協力で具現化させることができました。

課題を乗り越え、都知事賞大賞を受賞

黒田さんは、前年のコンテストでも本学の協力を得て同じALSをテーマとした作品を出品していましたが、PCを使用している点が課題となり、惜しくも受賞を逃していました。しかし、今回の作品では、本学学生たちが開発したスマートフォン対応の技術が、その課題を見事に克服。その結果、同部門での大賞受賞につながりました。本学とグループ校が連携し、社会課題を解決するインクルーシブなデザインを開発することができました。

※パリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンに肩を並べるファッションの拠点を目指す取り組みとして、東京から未来を担う若手デザイナーを発掘・育成し、世界で活躍できる人材を輩出することを目指すコンテスト。

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